1234Hz ラジオ天満橋 復刻版

10年振りの放送再開です。やっぱりここやね!(^_^)

「街道をゆく」( ^_^)/~~~

司馬遼太郎氏の著作を読むようになったのはいつ頃からだろうか。

子供がまだ小学校にも上がっていなかったので、35歳過ぎくらいの時期かもしれない。

最初は、「竜馬がゆく」や「菜の花の沖」などの長編シリーズだったと思うが、次第に、「ペルシャの幻術師」や「馬上少年過ぐ」などの短編集に移り、ついに、名著「街道をゆく」(全43巻)、そして「この国のかたち」(全6巻)に至った。

街道をゆく」は、名のとおり、全国の街道を中心に司馬遼太郎氏が現地を訪ね、その地の歴史や文化を掘り下げる、いわゆる紀行文学のスタイルではあるが、その著述は、日本人はどこから来たか、今に伝わる倫理観の原点は何か、など、誠に壮大なテーマを捉えている。

最近、NHKテレビで「街道をゆく」の特別番組を観た。20年以上を経た再放送であったが、テーマは「オホーツク街道」、、、北海道には、アイヌ民族という先住民が居たことが知られているが、米山氏という在野の研究者(本業は理髪店)が網走川河口部で発見した「モヨロ貝塚遺跡」を契機に、アイヌの祖先のほか、サハリン方面からやって来た「オホーツク人」の存在が知られるようになった、とのこと。

大柄な体格で、古来の日本人とは異なる文化を持ったオホーツク人、、、海上の狩猟民族として、オホーツク海の恵みに肖っていた。

さて、京大文学部に、日本人のルーツを探る研究者が如何ほど居るのか知らないが、自由奔放にスケールの大きい論述を展開してもらいたいと切に願う。( ; _ ; )/~~~

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